プアサ

いま、イスラム教のラマダンです。
もう少しで終わりですが。


今年は朝の4:45から夕方の18:10までが、断食(プアサ)の時間です。約1ヶ月にわたり、この時間帯は一切の食べ物、飲み物、タバコ、セクシュアルなこと、鼻をほじることも
?などが禁止されています。


私はバリにいますが、みんなインドネシアのあちこちから集まってきている友人ばかりなので、ほとんどがムスリムです。


アヨッ、カムプアサ!
さあ、あなたもプアサしましょう!


ということで、プアサを初体験。
正直、つらい。。飲めない、食べれないだけでこんなにも大変だなんて。。


来たる18:10を首を長くして、まだかまだかと待つのが精一杯。筋肉の大会前日と当日は、体をパリッとさせるためにお水を飲まなかったりしましたが、なんかそれとは違う己との戦い。





そして、待ちに待ったブカプアサ(断食空け)の時間!!なんと幸せ!








これでもかと、食べて飲みました。
血糖値、急上昇です。







ご飯の後、ソーラッ(モスクでのお祈り)に連れて行ってもらいました。
モスクの中に入るのは人生で初めてでした。
テレビや書籍などで、何度も頭を床につけながらお祈りするイスラム教徒の姿を見たことはありましたが、実際に自分も体験できるなんて、夢のようです。


お祈りの前には、顔、耳、手、足をお祈りを捧げながら洗い清めます。
リスキーに借りたバジュを身につけてお祈りの場に向かいました。男性と女性でわかれて、座ります。私は見よう見まねで、お祈りしました。コーランの響きは、私にとって、とっても心地よく聞こえました。





私のように、本来イスラム教では無いのに、こんなことしていいの??


宗教に対しては、色んな考えがあると思います。
私もはじめは、神聖なるものが故に本当にいいのかしら。。と思いました。でも、友人たちは「いい経験だから」と言ってくれました。


日本では、イスラム教というと安易にテロリストと結びつけたり、、あまり馴染みがない宗教だけに、様々なイメージを持っている方も少なくないように思います。


でも、私の今回の経験は、とてもとても素晴らしいものでした。


ラマダンのプアサは、飲めない食べれない人たちの気持ちを理解するためにあります。
そして、ラマダン明けには、恵まれない方たちに寄付をしたり、家族をはじめとしたまわりの人たちにプレゼントを贈ったりするのだそうです。


なんて優しく温かい宗教なのでしょうか。
このような貴重な経験をさせてくれたイスラム教の友人たちの寛容さ、そして、普段から当たり前のように食べて飲んでができていることへの感謝。もし助けを必要としている人がいたら、惜しみなく手を差し伸べる心。
とても、身にしみました。


私に素晴らしい経験と、新しい考えを授けてくださって、ありがとう。
心から感謝しています。





Mayuko’s Bali Life

外資系ラグジュアリーブランドのストアマネージメントをしていました。 華やかできらびやかな業界を卒業し、大好きなバリ島に移住しました。 今はとてもナチュラルに生きています。 バリ島でのリアルライフについて、日々の小さな出来事をお届けします。

0コメント

  • 1000 / 1000